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『ソウ』シリーズのプロデューサー、ステイシー・テストロが製作加わっているというので観てみました。監督、脚本はオーストラリア人のニック・トムネイだそうで、そもそも彼自身の短編作品が本作の基盤になっているらしいです。

何といっても、この作品はデビッド・ハイド・ピアースのゲイっぷりにつきると思います。観る人によっては、この作品を怖いと受け取るのかもしれませんが、彼の歩き方や相手を見る時の目線など、絶妙な役作りにシナリオ以上の気持ち悪さを感じてしまいました。私は『フィッシャーキング』あたりから認識したデビッド・ハイド・ピアースですが、先日はトニー賞のプレゼンテーターでみかけました。相変わらずいい仕事しているようですね。

逆に全体のストーリについては、まだまだ掘り下げられると思います。全編この家だけで取り上げるようなシナリオにした方が絶対深い作品になると思います。その後のストーリーも面白かったけれども、警察が絡んできたところで俗っぽくなってしまいました。もっともっと練っていっていいと思います。

★★★☆☆

監督 ニック・トムネイ
脚本 ニック・トムネイ、クリシュナ・ジョーンズ
製作 ステイシー・テストロ、マーク・ヴィクター
製作総指揮 マーティン・ゾランド
出演 デビッド・ハイド・ピアース、クレイン・クロフォード、ナサニエル・パーカー、ミーガン・ペリー、ヘレン・レディ、ジョセフ・ウィル音楽 ジョン・スウィハート
撮影 ジョン・ブローリー
編集 ニック・トムネイ
配給 マグノリア・ピクチャーズ(アメリカ)、ブロードメディア・スタジオ/カルチュア・パブリッシャーズ(日本)
公開 2010年1月(アメリカ)、2010年5月7日(日本)
上映時間 93分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $4万8千ドル