この作品をググると齋藤飛鳥さんが出てきますが、ミシェル・チェンの出ておられる作品の方についてお話しします。次に当てはまる人は、この作品を観た方がいいのではないかなと思います。・学生時代は「勉強」よりも「好きな事」ばっかり追いかけていた人・学校の教室で席が ...
カテゴリ: 作品評、DVD評
「ザ・ループ」(Tales from the Loop)
連続ドラマを一気に観たなんていうのは何年ぶりのことでしょうか。それほど惹き込まれてしまいました。映画も含めて、ここ20~30年のうちで最も面白いと思った作品のひとつです。しかし、誰もが面白いと思う作品でもないのかもしれません。世間の評価は賛否に大きく割れてい ...
「わたしは、ダニエル・ブレイク」(I, Daniel Blake)
第69回カンヌ映画祭でイギリスの巨匠ケン・ローチ監督が2度目の最高賞パルムドールを受賞したと、だいぶ前に聞いていたのですが、ずっとその作品を見られていませんでした。そこでこの巣ごもり期間を利用して鑑賞してみたのが、「わたしは、ダニエル・ブレイク」です。 ...
「この世界の片隅に」(In This Corner of the World)(Dans un recoin de ce monde)(謝謝你, 在這世界的一隅找到我)
まず最初にこの作品が、クラウドファンディングを契機に成立したことに言及したいと思います。監督の片渕さんの熱意は、原作者の こうの史代 の映画化了承を取り付け、広島の地区を中心にアニメ化を望む声が高まってはいたものの、資金の調達目途が全く立たなかったという ...
「レヴェナント: 蘇えりし者」(The Revenant)
アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督は無条件に新作を観に行く、限られた監督の中の一人です。今回の作品はR15ということでしたので、まずは妻と二人で観ました。ディカプリオが本作で積年の思いであったアカデミー主演男優賞を獲得したというニュースは先に伝わって ...
「きっと、うまくいく」(3 Idiots)
2年前くらい前に「とても面白い」との評判を聞いていたのですが、劇場で見る機会がなく、仕方なくDVDレンタルを探していたのですが、いつお店に行っても貸し出し中で、舌打ちしながら帰宅していました。そうするうち、先日の台東区のフィルムフェスティバルで、いとうせい ...
「アメリカン・スナイパー」(American Sniper)
米国海軍のエリートであるシールズのメンバーとして、9.11以後の米軍のイラクでの活動で、狙撃を成功させ、数度の勲章に輝いたクリス・カイルによるイラク戦争最前線の回顧録『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』をクリント・イーストウッド監督で映画化した作品です。基本的 ...
「テッド」(Ted)
第二弾が出るというので、1本目を見てみました。決して子供を連れて行ってはいけない作品でしたね。それは別にTedがお下品な発言をするからでもなくて、ギャグのネタが古いからです。最低限「フラッシュ・ゴードン」は何度も観ておかなければ、主人公の原体験も理解できな ...
「アントキノイノチ」(Life Back Then)
最近「風に立つライオン」で絶好調に登りつめた、さだまさし原作の映画シリーズで、過去にもいい作品があるとの噂を聞き、今さらながらにDVDで観てみました。もちろん原作は読んでいませんし、出演者もどんな方がいらっしゃるのか知らずに挑んでみた次第です。 最初に鍋 ...
「エリジウム」(Elysium)
遅ればせながら、Blu-Rayでマット・デイモンの力作を観させて頂きました。ストーリー自体は、誰もが考えるありきたりなサイエンス・フィクションなのですが、どんなふうに現実味を持たせるのか楽しみにしていました。 蓋を開けてみて、う~ん、なんというか味わいどころ ...
『パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会』(The Perfect Host)
『ソウ』シリーズのプロデューサー、ステイシー・テストロが製作加わっているというので観てみました。監督、脚本はオーストラリア人のニック・トムネイだそうで、そもそも彼自身の短編作品が本作の基盤になっているらしいです。 何といっても、この作品はデビッド・ハイ ...
『ドラゴン・タトゥーの女』(The Girl with the Dragon Tattoo)
久し振りに見ごたえのある作品に出会いました。観たのはだいぶ前ですが、ふと、気になって本記事にしたくなりました。 ビデオで観てからこれだけ時間を経ているのにも関わらず、頭に焼き付いているのはルーニー・マーラの好演です。押さえた感じの演技は、暗いサイドの社 ...
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(Life of Pi)
第85回のアカデミー賞で11部門にノミネートされ、監督賞、作曲賞、撮影賞、視覚効果賞の4部門を受賞した大作です。 原作はヤン・マーテルの『パイの物語』ですが、これを米国資本で映画化したものです。アン・リーが監督してデヴィッド・マギーが脚本を担当していますが、 ...
『人生の特等席』(Trouble with the Curve)
母にDVDをもらったので、観てみました。予想を裏切らないストーリー展開で淡々と進み、最後のクライマックスも期待通りのエンディングで、僅かにスッキリします。 印象としてはエイミー・アダムスの顔ばかりが頭に残りますが、それぞれの出演者がそれぞれに適した役どこ ...
『山楂樹之戀』(サンザシの樹の下で)
来ました!チャン・イーモウ監督の最新作。7月9日から公開されてるらしいのですが、東京では新宿ピカデリー だけなのかな? 主演女優はチョウ・ドンユイ。今回の作品が映画初出演です。映画のポスターだとイマイチ、パッとしないのですが、劇中の彼女を見て下さい。光り ...